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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 286

ページ: 286

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俊(しゆん)すゝみ出(いで)て申やう。宮中(きうちう)の嬪妃(ひんひ)昨日(さくじつ)終日(ひねもす)食(しよく)を断(た)ち。今日(こんにち)もいまだ食(しよく) をなさねば。少(すこ)し米(こめ)を得(え)て飢(うへ)を養(やしな)ふて行(こう)をなすべしといへども。いかん ともすべきやうもなきを。南嶷(なんき)が軍兵(ぐんひやう)の持(もつ)ところの粮(かて)大小の米(こめ)。わづか二 三 斗(と)ばかりのを雜(まじ)へあつめて奉(たてまつ)る。やう〳〵是(これ)をもつて宮人(きうじん)の飢(うゑ)を養(やしな)ひ。 午室招賢站(ごしつせうけんてん)と云(い)ふ処(ところ)に入(いり)し時(とき)。趙仁得(てうじんとく)も来朝(らいてう)し帳幕(ちやうまく)を路辺(ろへん)に 設(まう)けて。御《割書:ン|》駕(が)の人数(にんず)を待受(まちうけ)て饗応(きやうおう)をなしたるに。百 官(くわん)はじめて食(しよく)を 得(え)て生(いき)たる意(こゝろ)なり。此夕(このゆふべ)すでに開城府(かせんほ)に入(いら)せ給ふて。南門(なんもん)の中(うち)に御座(ござ)をすへ らる時(とき)に。諌官(かんくわん)諸司(しよし)の輩(ともがら)章状(しやうじやう)を奉(たてまつ)り。今度(このたび)倭賊(わぞく)の難(なん)あつて一防(いつばう)の功(こう)も なく。忽(たちま)ちに敗亡(はいばう)に至(いた)ること。日頃(ひごろ)に首相(しゆしやう)某(それがし)等(ら)が朝廷(てうてい)に徒党(ととう)をむすひ。平(へい) 生(ぜい)の政(まつりごと)最(もつと)もよろしからず。しかる時(とき)は首相(しゆしやう)某(それがし)をはじめ。此度(このたび)国(くに)を誤(あやま)るの