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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 288

ページ: 288

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京畿(けいき)のやうを窺(うかゞ)ひ。其形勢(そのありさま)を察(さつ)し見(み)よとの仰(おほせ)をうけ。馬(うま)に鞭(むち)うつて 急(いそ)きしが程(ほど)なくかへり參(まゐ)りて。奏聞(さうもん)するやう。最早(もはや)賊兵(ぞくへい)京城(けいき)に入来(いりきた)り候。 留都(りうと)の将(しやう)李陽元(りやうげん)元帥(けんすゐ)金命元(きんめいげん)。とゝもにみな走(はし)るこれによつて敵兵(てきへい)一 戦(せん) にもおよばずして。京城(けいき)へ三 道(だう)より打入(うちいつ)たり城中(しやうちう)の民(たみ)どもはみな。先立(さきたつ)て散(さん) し去(さ)るゆゑに。是(これ)又(また)幸(さいは)ひに死命(しめい)にかゝる者(もの)もなしと云(いふ)。こゝに金命元(きんめいげん)も 既(すで)に漢江(かんこう)を逃(のが)れ去(さつ)て。李㫟(りえん)のおはします所(ところ)に向(むか)ひしが。漸(やうや)く臨津(りんしん)まて 遁(のが)れ来(きた)り。爰(こゝ)より奏啓(そうけい)を奉(たてまつ)りその軍(いくさ)の状(かたち)を申 述(のべ)たりしに。重(かさ)ねて 京畿(けいき)黄海(はんはい)の兵(へい)を集(あつ)めて。臨津(りんしん)を守(まも)るべきよし命(めい)ぜらる。又(また)申硈(しんきつ)に命(めい) あつて同(おな)じく臨津(りんしん)を防(ふせ)ぎ守(まも)り。賊兵(ぞくへい)の西(にし)に下(くだ)るの道路(たうろ)をとゞめて戦(たゝか)ふ べしと。謀計(ぼうけい)を示(しめ)されたり是日(このひ)車駕(しやが)開城(かせん)を発(はつ)して。金郊駅(きんかうえき)に御《割書:ン|》駕(が)を