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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 293

ページ: 293

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いへどもすべて諸方(しよはう)の集(あつま)り勢(ぜい)と見(み)ゆれば。烏合(うがふ)の兵(へい)其(その)志(こゝろざし)一ならすとふものか。 ことに昨日(きのふ)味方(みかた)の働(はたら)きを見(み)るに付(つけ)ては。其(その)やう察(さつ)する処(ところ)定(さだ)めて惧(おそれ)て心(こゝろ)臆(おく) せん。此方(こなた)よりかゝつて是(これ)を撃(う)ちらさんといへば。岡新之丞(おかしんのしやう)船越源左衛門(ふなこしけんさゑもん)松(まつ) 木清蔵(ぎせいざう)。なんといふ物頭(ものかしら)の面々(めん〳〵)其外(そのほか)若手(わかて)の侍(さむらひ)には。国分(こくふ)蠏原(かにはら)金田(かねた)白畠(しらはた)なん とをはじめとし鑓先(やりさき)をならべて突(つい)て出(いで)。我(われ)と思(おも)はん者(もの)あらば出(いで)て勝負(しやうふ)をなさ さるかと。おめき号(さけ)んで呼(よは)はれば朝鮮(てうせん)の軍将(くんしやう)大(おほい)に破(やふ)れくづれて。そのさけぶ声(こゑ)山を 崩(くず)すが如(こと)くなり。軍資(くんし)器械(きかい)を打捨(うちすて)たるは。足(あし)の踏処(ふむところ)もなかりけり是(これ)か為(ため) に人馬(にんば)の路(みち)塞(ふさ)がつて暫(しばら)く通路(つうろ)を遮(さへ)ぎれば。戸川(とがは)等(ら)下知(げぢ)して盡(こと〳〵)く一所(いつしよ)に集(あつ)め て焚(やき)すてたり。李洸(りくわう)は破(やふ)れて全羅(せんら)にかへれば。国馨(こくけい)は公州(こうしう)に走(はし)り。金晬(きんすい)は 慶尚(けいしやく)の右道(うだう)に引退(ひきしりぞい)て。やうやく残兵(ざんへい)をぞ聚(あつ)めける