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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 295

ページ: 295

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立(たて)られ二 陣(ぢん)の大村(おほむら)宗(そう)が備(そな)ひになだれかゝる。宗(そう)大村(おゝむら)が勢(せい)も先陣(せんぢん)の敗(はい) 兵(へい)に引立(ひきたて)られ。三 陣(ぢん)松浦(まつら)が陣(ぢん)へ崩(ぐづ)れかゝる是(これ)も同(おな)じく味方(みかた)の勢(せい)におし立(たて) られ心(こゝろ)ならずも引退(ひきしりぞ)く。行長(ゆきなが)は味方(みかた)の崩(くつ)るゝを見(み)て兵(へい)に下知(げぢ)し南(みなみ)の 方(ほう)なる山(やま)のふもとに陣(ぢん)を取(と)り。戦(たゝ)かはんとなしたる時(とき)利統制(りとうせい)は小西(こにし)が先陣(せんぢん) を追崩(おひくづ)し。勝(かつ)に乗(の)つて追来(おひきた)る折(おり)から後陣(ごぢん)に備(そなひ)たる。黒田甲斐守(くろだかひのかみ)は 生年(しやうねん)二十四才の若武者(わかむしや)なれば。なにかはもつて猶予(ゆうよ)すべき先(さき)手に下知(げじ) して押出(おしいだ)しけるに。黒田(くろだ)が先鋒(せんばう)栗(くり)山 備後(びんご)。黒田美作(くろだみまさか)後藤又兵衛(ごとうまたべ)は 五千ばかりの兵(へい)を真丸(まんまる)になして。烈風(れつふう)の如(ごと)くに馳来(はせきた)り利統制(りとうせい)が横合(よこあい) より一 文字(もんじ)に突(つき)かゝる利統制(りとうせい)少(すこ)し引色(ひきいろ)になりたるところへ。後藤又兵衛(ごとうまたべ) 基次(もとづぐ)と名乗(なのつ)て朝鮮勢(てうせんぜい)の中(なか)へ割(わつ)て入(はり)つゞひて。村上彦右衛門義清(むらかみひこへもんよしきよ)と呼(よば)