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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 302

ページ: 302

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ゆるして案内(あんない)させよ。導引(みちひき)あしくは切(きつ)て捨(すて)んと。眼(まなこ)をいからせしかり付(つけ) 前(まへ)に押立(おしたて)八千の人衆(にんしふ)を繅(く)り出(いだ)すは。雄々(ゆゝ)しかりける有(あり)さまなり。    清正(きよまさ)克諴(こくかん)を戦(たゝか)ひ破(やぶ)る事(こと) 鍋島加賀守直茂(なべしまかゝのかみなほしげ)はこれより二手(ふたて)に分(わか)つて。咸興府(かんこうふ)を切(きり)したかひ此所(このところ)に陣(ぢん) を定(さだ)めて。近(ちか)きあたりの郡県(ぐんけん)端川(たんせん)なんどいふ処(ところ)を制略(せいりやく)して。人馬(にんば)を こゝに休(やす)めて居(い)たりける。清正(きよまさ)は彼(か)の案内(あんない)の百 姓(しやう)を真先(まつさき)に立(たて)。谷山(こくさん)の地(ち) より老里峴(らうりけん)といふ所(ところ)を越(こえ)。鉄嶺(てつれい)の北辺(ほくへん)に出(いで)て日々(ひゝ)に行(ゆく)こと。数(す)百 里(り) を過(すく)るにその勢(せい)の速(すみやか)なるは。風雨(ふうう)の来(きた)るより猶(なほ)急(きふ)なれば向(むか)ふところに 敵(てき)ぞなかりける。爰(こゝ)に朝鮮(てうせん)北道(ほくだう)兵使(へいし)韓克諴(かんこくかん)といへる者(もの)。六鎮(ろくちん)の兵馬(へいは)を 引率(いんそつ)して追来(おひきた)る敵(てき)を防(ふせ)がんとて。馳向(はせむか)ふに海汀倉(かいていそう)とて海辺(かいへん)運漕(うんそう)の