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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 303

ページ: 303

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米穀(べいこく)をおさめ置(お)く湊(みなと)に出会(いであひ)たり。朝鮮(てうせん)の国内(こくない)にても北方(ほつはう)の兵士(へいし)は騎射(きしや) の芸(げい)に達(たつ)したるに。此所(このところ)は平衍(へいゑん)の地形(ちけふ)にして騎(き)を馳(は)するに。其(その)駆引(かけひき)の自(じ) 由(ゆう)なるを。得(え)たりや応(おう)と左右(さいふ)迭(たがひ)にあらはれ。馳出(はせいた)し射出(ゐいだ)し働(はたら)きけるゆゑ 清正(きよまさ)が兵士(へいし)此勢(このいきほ)ひに対(たい)しがたく見(み)へければ。清正(きよまさ)下知(げぢ)して兵(へい)を退(しりぞ)け倉(くら) ともの丈夫(ちやうふ)なるを。よき幸(さいわひ)の陣屋(ぢんや)とて其中(そのなか)に入たりける。すでに其(その)日も暮(くれ) にかゝれば。朝鮮(てうせん)の兵将(へいしやう)ども今日(けふ)は日も暮(くれ)ぬ。しばらく兵士(へいし)の息(いき)をやすめ。明(みやう) 日(にち)賊(そく)の出(いづ)るを待(まつ)て戦(たゝか)はんと云(いひ)けるを。克諴(こくかん)これを聞用(きゝもち)ひず軍気(ぐんき)はその 勢(いきほ)ひに乗(の)るにしかずと其軍(そのくん)を揮(ふるひ)て囲(かこみ)を合(あは)せて攻立(せめたつ)る清正(きよまさ)諸手(もろて)の兵(へい) に下知(げぢ)し倉中(そうちう)の米穀(べいこく)を取出(とりいた)し土手(とて)のかはりとなし米俵(こめたはら)のかけを小楯(こたて)に とりて敵(てき)よりいかくる矢石(しせき)の防(ふせき)となし其下(そのした)に鳥鋭(てつはう)をひつしとならべ一ど