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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 342

ページ: 342

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引(ひき)つめ日本勢(につほんぜい)を射斃(ゐたふ)しける。此時(このとき)小西主殿助(こにしとのものすけ)馳寄(はせより)克良(こくりやう)を討(うた)んとす。 克良(こくりやう)是(これ)を見(み)て十分(じふぶん)に引(ひき)しぼり。切(きつ)て放(はな)ては主殿助(とのものすけ)が胸金物(むなかなもの)にはつしと当(あた)る。 されども鎧(よろい)の札(さね)やよかりけん。裏(うら)かくまでには有(あら)ざりける。克良(こくりやう)二の矢(や)をつかへ んとなしけるところへはやくも主殿助(とのものすけ)駈寄(かけより)兜(かふと)の天返(てつへん)をしたゝかに切付(きりつけ)たれば。何(なに) かはもつてたまるべきつゐに爰(こゝ)にて討(うた)れける。朝鮮(てうせん)の後軍(ごぐん)討(うち)もらされの者(もの)どもは。 かへし合(あは)せて敵(てき)をさゝへ大将(たいしやう)の死(し)を援(すく)はんとする心(こゝろ)なく。惟(たゞ)はしりに走(はし)りて右往(うわう) 左往(ざわう)に遁(のが)れ去(さ)り。日本勢(につほんぜい)に討(うた)るゝ者(もの)数(かず)しれず。申硈(しんきつ)も今(いま)は叶(かな)はぬところと覚悟(かくご) なし。剣(けん)【釼は俗字】を振(ふり)て日本勢(につほんせい)の中(なか)へ切(きつ)て入(いる)しばしがほどは。戦(たゝか)ひしが乱軍(らんぐん)の中(なか)にて討(うた)れ ける。また命元(めいげん)応寅(おうゐん)は此有(このあり)さまを見(み)るより大(おほい)に英気(えいき)を喪(うしな)ふて。顔色(かんしよく)春菜(あをな)の 如(こと)くになり。如何(いかゞ)はせんと詮方(せんかた)尽(つき)て居(ゐ)たりける時(とき)。折(をり)ふし商山君(せうさんぐん)朴忠侃(はくちうかん)といへる