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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 365

ページ: 365

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兀良哈(おらんかい)の勢(せい)五万 余人(よにん)真黒(まつくろ)になつて押(おし)かゝるを。加藤与左衛門(かとうよざゑもん)兵(へい)に下知(げぢ)して曰(いは)く。 敵(てき)を間(ま)ぢかく引寄(ひきよせ)一 度(ど)に鎗(やり)を入(いれ)よとて。備(そな)ひを真丸(まんまる)にして半弓(はんきう)を防(ふせ)ぐ用意(ようゐ)を なして。しづまりかへつて待(まち)かけたり。其時(そのとき)左(ひだ)りの山(やま)の尾(を)ざきに扣(ひか)へたる。斎藤立本(さいとうりうほん) 山口与惣右衛門(やまくちよそうゑもん)。大脇治部右衛門(おほわきちぶゑもん)。はや合戦(かつせん)をはじめ鉄砲(てつほう)を打(うち)かけ。煙(けふり)の下(した)より 斎藤立本(さいとうりうほん)大長刀(おほなぎなた)を打振(うちふり)真先(まつさき)に馳入(はせいり)縦横(じふおう)にかけ立(たて)血戦(けつせん)す。山口(やまくち)大脇(おほわき)も続(つゞひ)て 蒐入(かけいり)相戦(あひたゝか)ふ是(これ)を見(み)て。加藤与左衛門(かとうよさゑもん)味方(みかた)に下知(けぢ)して敵中(てきちう)へ乗込(のりこみ)。勇(ゆう)を振(ふる)つて 戦(たゝか)ひける。敵(てき)は目(め)に余(あま)る大軍(だいぐん)なれば切(き)れども突(つけ)どもことともせず戦(たゝか)ふ程(ほど)に二 陣(ぢん)の 大将(たいしやう)加藤清兵衛(かとうせいへゑ)。小代下総守(こしろしもふさのかみ)も味方(みかた)をたすけて突(つい)て入(いる)。此時(このとき)清正(きよまさ)は木村又蔵(きむらまたざう) 井上大九郎(いのうへだいくらう)飯田角兵衛(いひだかくべゑ)。の三人に下知(けぢ)して。右(みき)の方(かた)にすこし小高(こだか)き所(ところ)へつか はし。敵(てき)の横合(よこあひ)より鉄砲(てつはう)を打(うち)かけ〳〵拳下(こぶしさが)りに打(うた)せける故(ゆゑ)。兀良哈(おらんかい)の兵(へい)少(すこ)し