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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 369

ページ: 369

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強(がう)にして弓(ゆみ)をよくすといふにより。日本(につほん)の弓矢(ゆみや)のほどをを此国(このくに)へしらせんと是迄(これまで) 攻入(せめいり)。数度(すど)の合戦(かつせん)に打勝(うちかち)今 朝鮮国(てうせんこく)へかへらんとなすところ。此地(このち)の者(もの)ども大勢(おほぜい)立出(たちいで) 尻(しり)をまくりて嘲(あざけ)り笑(わら)ふこと。其(その)不 礼(れい)ゆるしがたし右三人を捕(とら)へ此方(こなた)へ渡(わた)すべし。若(もし) 渡(わた)すこと出来(いでき)ざるにおゐては。是(これ)より廿日 路(ぢ)が間(あひだ)堅横(しうおう)に責(せめ)なびけ。在々所々(さい〳〵しよ〳〵)一 宇(う) も残(のこ)らず焼払(やきはら)ひ。一人も残(のこ)らず打殺(うちころ)すべしと云(いは)せければ。后虹(こう〳〵)の者(もの)ども大(おほい)におそれ 大勢(おほぜい)にて。彼(かの)三人を捕(とら)へ来(きた)り清正(きよまさ)の前(まへ)へ引出(ひきいだ)し。大(おほい)なるまな板(いた)に彼(かの)三人が首(くび)を のせ。剣(けん)をあてゝ槌(つち)を振上(ふりあげ)力(ちから)にまかせて打(うつ)たりけるに。三人の首(くび)は一度(いちど)に一 間(けん)ばかり 飛(とん)だりけり。かくて此所(このところ)の老人(らうじん)とも数(す)十 人(にん)出(いで)て清正(きよまさ)を拝(はい)し羊(ひつじ)の皮(かは)百 枚(まい)進(しん)上 して不礼(ふれい)のほどを詫(わび)けれは。清正(きよまさ)大(おほい)に気色(けしき)をなをし川を渡(わた)りて。元(もと)の道(みち)に かゝり夫(それ)より道(みち)を急(いそ)ぎて東泉城(とうせんじやう)へとかへりける。