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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 380

ページ: 380

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人数配(にんすくば)りも終(おは)りければ。文禄(ふんろく)二 年(ねん)二月 下旬(げじゆん)までは。此所(このところ)に有(あつ)て遠近(ゑんきん)に威(ゐ)を ふるひ民(たみ)に仁(じん)を施(ほどこ)しけば。人民(しんみん)大(おほい)になつきける事(こと)。是(これ)みな清正(きよまさ)仁義(じんき)を守(まも)る 徳(とく)にして。人(ひと)のおよばざるところなり。    黒田長政(くろだながまさ)が先勢(さきぜい)狼川(らうせん)にて軍(いくさ)の事(こと) 黒田甲斐守長政(くろたかひのかみなかまさ)は小西行長(こにしゆきなが)が後(あと)を詰(つめ)。葛原(かつげん)といへる所(ところ)に陣(ぢん)を取(とり)。小西(こにし)に続(つゞひ) て平壌城(へくしやくじやう)へ乗入(のりい)らんとひかへたり。長政(ながまさ)が先手(さきて)栗山備後(くりやまびんご)。後藤又兵衛(ごとうまたべゑ)。黒田(くろた) 惣右衛門(そうゑもん)。衣笠因幡(きぬがさいなば)等(とう)その勢(せい)二千七百 余騎(よき)にて。狼川(らうせん)といふ所(ところ)に陣屋(ぢんや)をしつら ひ。総大将(そうたいしょう)【惣】の下知(げぢ)を待(まつ)たりける。此時(このとき)朝鮮國王(てうせんこくわう)の命(めい)を受(うけ)。忠清道(ちくしやくたい)の節度使(せつとし)李(り) 時言(じげん)といへる者(もの)。平安(へあん)咸鏡(はみきやん)両道(りやうだう)の落武者(おちむしや)なんどを集(あつ)め。兵(へい)五万 計(ばかり)を引(ひい)て狼(らう) 川(せん)に陣(ぢん)したる。長政(ながまさ)が先勢(さきぜい)を討散(うちゝら)さんと。六月二日の夜(よ)ひそかに川(かは)を越(こえ)。翌(よく)三