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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 382

ページ: 382

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とぞ書(かい)たりける故(ゆゑ)。栗山是(くりやまこれ)にては文言(もんごん)あしく候へば。書直(かきなを)し申べしとて其状(そのじやう)をかへ しければ。衣笠(きぬがさ)等(とう)しからば其方(そなた)にて書(かき)給へと有(あり)しかば。備後(びんご)は床几(しやうぎ)にかゝりながらに 筆(ふで)を取(とつ)てしたゝめける。其文(そのぶん)にいはく     急度(きつと)申 上(あげ)候 敵(てき)夜中(やちう)に川(かは)を越(こえ)此方(こなた)の陣(ぢん)へ取懸(とりかゝ)り申候 乍併(しかしながら)     此地(このち)の義(ぎ)は御《割書:ン》意安(こゝろやす)く思召(おぼしめさ)るべく候 恐惶謹言(きやうくわうきんげん) と書(かき)なをしみな〳〵連印(れんゐん)して葛原(かつげん)の本陣(ほんぢん)へつかはし。扨(さて)二千七百 余騎(よき)を二 備(そなひ)となし。一 手(て)は栗山(くりやま)。衣笠(きぬがさ)。大将(たいしやう)となり一 手(て)は。後藤(ことう)。毛利(もり)。是(これ)を司(つかさど)り将卒(しやうそつ)とも に討死(うちじに)と覚悟(かくご)をなし。敵(てき)の大軍(たいぐん)に少(すこ)しもおそるゝ色(いろ)なく。李時言(りじげん)の寄(よす)るを 待(まち)かけたり。朝鮮勢(てうせんぜい)は日本勢(につほんぜい)のすくなきを見(み)て。大(おほい)にあなどり備(そなひ)も立(たて)ず どつと喚(おめい)て突(つき)かゝるを。黒田勢(くろだぜい)は兼(かね)て期(ご)したる事(こと)なれば。五百 挺(てう)の鉄砲(てつぱう)をつるべ