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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 388

ページ: 388

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利輝元(りてるもと)申 渡(わた)され。目付(めつけ)として糟谷内膳生(かすやないぜんのかみ)。新庄新三郎(しんじやうしんさふらう)。太田飛彈野守(おほたひだのかみ)。をさし添(そへ) られ。小早川隆景(こはやかはたかゝけ)。立花宗茂(たちはなむねしげ)。久留米侍従秀包(くるめじじうひでかね)。高橋筑前(たかはしちくせん)。二万五千 余騎(よき)各(おの〳〵) 手勢(てぜい)を引(ひい)て。晋州城(しんしうじやう)へと進(すゝ)みける小早川(こはやかは)は諸将(しよしやう)に先立(さきたち)。汗馬(かんば)を早(はや)め急(いそ)きけり。 かくて牧使(ほくし)王僧林(わうそうりん)は。金山(きんさん)の麓(ふもと)に柵(さく)をふりて一万 余(よ)の勢(せい)を引(ひい)て。此(この)ところに出張(しゆつちやう)し て待(まち)かけける。小早川(こはやかは)が先手(さきて)高山主殿助(たかやまとのものすけ)。栗谷四郎兵衛(くりやしろべゑ)。三千 余騎(よき)にて進(すゝ)みけるが。 はしなくこゝへ来(き)かゝりければ。牧使(ぼくし)が兵(へい)は待(まち)もふけたることなる故(ゆゑ)。所々(ところ〳〵)に立(たち)わかれて 矢(や)だねをおしまず。さし詰(つめ)引(ひき)つめ散々(さん〳〵)に射(ゐ)る。高山(たかやま)。栗谷(くりや)が兵(へい)はかゝることゝは夢(ゆめ) にもしらざれば。色(いろ)めき立(たつ)て騒(さは)ぐところを。一万 余人(よにん)の牧使(ぼくし)が兵(へい)咄(どつ)と喚(おめい)て切(きつ)て入(いり) 日本勢(につほんぜい)しばしが程(ほど)は戦(たゝか)ひしが。大軍(たいぐん)に揉立(もみたて)られ一 度(ど)に崩(くづ)れて引退(ひきしりぞ)く。牧使(ぼくし)が勢(せ▢)【せいヵ】 勝(かつ)に乗(のつ)て追来(おひきた)る事(こと)甚(はなは)だ急(きふ)なれば。味方(みかた)多(おほ)く討(うた)れける故(ゆゑ)。栗谷(くりや)が勢(せい)の中(なか)より野(の)