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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 389

ページ: 389

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島掃部(じまかもん)白母衣(しろほろ)かけて。大鍬形(おほくわかた)打(うつ)たる兜(かぶと)を着(ちやく)し大身(おほみ)の鎗(やり)を携(たづさ)へ取(とつ)てかへし。追来(おひく) る敵(てき)を忽(たちま)ち五六 騎(き)突殺(つきころ)し。勇(ゆう)を振(ふる)つて防(ふせ)ぎ戦(たゝか)ふ野島(のじま)を討(うた)せじと。村上河内守(むらかみかはちのかみ)。木(き) 梨平左衛門(なしへいざゑもん)。同(おな)じく返(かへ)し合(あは)せ防戦(ぼうせん)す。されども敵(てき)は大軍(たいぐん)味方(みかた)は小勢(こぜい)にて。殊(こと)に崩(くづ) れ立(たつ)たることなれば。右往左往(うわうさわう)に敗走(はいさう)す野島(のじま)。村上(むらかみ)。木梨(きなし)の三人。三四 度(たび)かへし合(あは)せて 引退(ひきしりぞ)く。高山(たかやま)栗谷(くりや)も是非(ぜひ)なく五六 町(ちやう)退(しりぞい)て主従(しゆう〴〵)六 騎(き)にて馬(うま)より下(お)り立(たち)。急(いそ)ぎ本陣(ほんぢん) へ注進(ちゆうしん)す。隆景(たかゝけ)すこしも騒(さは)かず兵(へい)に下知(げぢ)して。汗馬(かんば)に鞭(むち)を加(くわ)へて馳(はせ)ける故(ゆゑ)。御《割書:ン》横目(よこめ)太(おほ) 田(た)。糟谷(かすや)。新庄(しんしやう)も馬(うま)を馳(はせ)て進(すゝ)みける故(ゆゑ)。王僧林(わうそうりん)は遥(はるか)にこれを見(み)て。急(いそ)ぎ兵(へい)をまとめ て金山(かなやま)へ引返(ひきかへ)しける。隆景(たかゝけ)が旗本(はたもと)の先手(さきて)。井上五郎兵衛(ゐのうへころべゑ)備(そなひ)を乱(みた)さず鬨(とき)を作(つく)り。 鉄砲(てつはう)を打(うち)かけ責登(せめのぼ)る。隆景(たかゝけ)は旗本勢(はたもとせひ)【「せい」とあるところ】を引(ひい)て小山(こやま)の有(あり)けるを幸(さいわ)ひと。是(これ)に上(あが)りて 陣(ぢん)を取(とり)。敵(てき)山(やま)を下(くだ)らば其後(そのうしろ)を討(うた)んとひかへたり。太田飛騨守(おほたひだのかみ)。新庄(しんじやう)。糟谷(かすや)は。西(にし)の方(かた)の