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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 415

ページ: 415

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きを察(さつ)すれば。敵兵(てきへい)かならず浅灘(あさせ)の所(ところ)より渡(わた)りたらば。平壌(へくしやく)を保(たも)たんとする に堅(かた)からんか。よろしく菱(ひし)鉄をもつて水中(すゐちう)に布(し)き植(うゑ)させて。備(そなひ)をなすにはしか ずと申に。李㫟(りえん)重(かさね)て此縣中(そのけんちう)にもまた菱(ひし)鉄の有(ある)べきや。しからば早(はや)く布(しか)せよ と命(めい)あるに。成龍(せいりやう)は承(うけ給は)り此縣中(このけんちう)にも凡(およそ)数千(すせん)の菱(ひし)鉄は候べし。また平壌(へくしやく) より西(にし)の地(ち)。江西(こうせい)の龍岡(りうこう)。甑山(そうざん)。咸徒(かんと)等(とう)の邑々(むら〳〵)の倉中(さうちう)につめるところの穀(こめ)多(おほ)く。人(じん) 民(みん)もまた多(おほ)し。しかるに倭賊(わぞく)の兵(へい)近(ちか)づきぬと承(うけ給)はらば。かならず民間(みんかん)おどろき 騒(さわ)きて方々(ほう〳〵)へ散乱(さんらん)せん。急(きふ)に近侍(きんじ)の臣(しん)一人を撰(えら)ばせ給へ。これより馳(は)せて其民(そのみん) 人(じん)をしづめ撫(なで)させ。且(かつ)また兵士(へいし)を集(あつ)め収(おさ)めて平壌(へくしやく)の継援使(けいゑんし)となし給はゞ。 よろしからんかと奏(そう)するに。李㫟(りえん)はこれに最(もつとも)と同じ給へければ。即(すなは)ち兵曹(へいそう) 正郎(せいらう)李幼證(りようせう)。その器量(きりやう)謀計(ばうけい)の有(ある)ものなりと。此事(このこと)を命(めい)じ急(きふ)に馳駆(ちく)し