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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 42

ページ: 42

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給はず久(ひさ)しく朝鮮(てうせん)に兵(へい)を屯(とゞ)めて虚(いたづら)に費(ついや)すことをとがめ給ふに筍彘(じゆんてい)ひそ かに楊僕(ようぼく)が変(へん)あることを申により重(かさ)ねて斉南(せいなん)の大守(たいしゆ)公孫遂(こうそんずゐ)に命(めい)を 下(くだ)して朝鮮(てうせん)に往(ゆ)き向(むか)はしめ其節(そのせつ)にのぞんで便宜(びんぎ)の事(こと)あるに至(いた)つては京(きやう) 都(と)まで告報(つけはう)ずるに及(およ)ばず事(こと)を意(こゝろ)に任(まか)すべきとの別勅(べつちよく)を蒙(かうふ)りて夜(よ) を日(ひ)についで馳(はく)【「く」衍ヵ】せたりける已(すで)に朝鮮(てうせん)の漢(かん)の陣(ぢん)に着(ちやく)せしかば左 将軍(しやうくん)筍彘(じゆんてい) は公孫遂(こうそんすゐ)に対(たい)しひそかに楼舡将軍(ろうこうしやうぐん)楊撲(ようぼく)がそむく意(こゝろ)ある事(こと)を告(つ)げ 知(し)らするに公孫遂(こうそんすゐ)やがて是(これ)を捕(とら)へしめ其軍兵(そのぐんひやう)を一所(いつしよ)に合(あは)せて其後(そのゝち)急(きふ)に 城(しろ)を取(とり)かこんで攻撃(せめうつ)たり城中(じやうちう)の者(もの)ども油断(ゆだん)なし楊僕(ようぼく)か一左右(いつさう)の 相図(あひづ)を待居(まちゐ)る時(とき)なるに思(おもひ)の外(ほか)にせめ立(たて)られあはて騒(さわ)ぎて驚(おどる)きける爰(こゝ) に朝鮮(てうせん)の諸臣(しよしん)に朝鮮相(てうせんのしよふ)路人(ろじん)韓相(かんのしよふ)陰(いん)尼雞林(にけいりん)の相(しよふ)参(さん)将軍(しやうぐん)唊(けう)【注】なんどいへる 【注 史実と照合すると、「朝鮮相路人」は「朝鮮の相の路人」、「韓相陰」は「朝鮮の相の韓陰」、「尼雞林の相参」は「尼谿の相の参」、「将軍唊」は「(朝鮮の)将軍の王唊」に比定されると思われる。】