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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 441

ページ: 441

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進退(しんたい)自由(じゆう)ならず。又(また)小西(こにし)が兵士(へいし)ども城塁(じやうるい)の険難(けんなん)なる要害(やうがい)に引(ひき)うけて。鳥鋭(てつぽう) を矢狭間(やざま)にならべ石打棚(いしうちたな)より。大石(たいせき)大木(たいぼく)を投(なげ)かくれば史儒(しじゆ)遊撃(ゆうげき)が先手(さきて)の勢(せめ) 進(すゝ)むべきやうなく已(すで)に崩(くづれ)かゝらんとするところを遊撃(ゆうげき)大(おゝゐ)に怒(いか)り麾(ざい)を取(とり) て進(すゝ)めかゝれど下知(げじ)を加(くは)ふる故(ゆへ)遼東勢(れうとうせゐ)大将(たいしやう)の下知(げぢ)を違(そむ)くべきやうなく。狭(せば)き 道(みち)を強(しひ)てすゝまんとするほどに。小西(こにし)が兵卒(へいそつ)が打下(うちくだ)す鉄炮(てつほう)に当(あた)りて。人馬(じんば)共(とも) に打斃(うちたほ)ざるゝ者(もの)其数(そのかず)をしらざりけり。斯(かく)ても猶(なほ)寄手(よせて)退(しりぞ)くべきやうもなか りし処(ところ)に。遊撃(ゆうげき)余(あま)りに士卒(しそつ)に先立(さきだつ)て進(すゝ)みける故(ゆへ)城上(じやうしやう)より打出(うちいだす)【「す」衍】す鳥鋭(てつほう)の 丸(たま)に当(あた)つて。忽(たちま)ち馬上(ばしやう)より打落(うちおと)されて死(しゝ)たりける。是(これ)によつて此手(このて)の人数(にんず)味(み) 方(かた)の後陣(ごじん)へ崩(くづ)れかゝれば。城中(じやうちう)より是(これ)を見(み)て木戸作左衛門(きどさくざへもん)丸茂新五郎(まるもしんごらう)臼田(うすだ) 清兵衛(せいべい)。荒木図書(あらきづしよ)なんどゝといへる。小西(こにし)が手(て)にて一 騎当千(きたうせん)と呼(よば)れたる勇士(ゆうし)木(き)