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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 446

ページ: 446

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の水軍(すゐぐん)大(おほい)に破(やぶ)れ多(おほ)くの番船(ばんせん)を日本勢(につほんせい)に奪(うば)はれたりけるが。元均(げんきん)は今(いま)は敵(てき)の強(つよ)き におそれとても対敵(たいてき)すべきこと叶(かな)ふましとやおもひけん。自(みづか)ら乗(のり)たる百 余艘(よそう)の戦(たゝかひ)船(ふね)并(ならひ) に火砲(くわほう)軍器(ぐんき)の類(るい)まで。尽(こと〳〵)くこれを海中(かいちう)に沈(しづ)め或(あるひ)は焼捨(やきすて)て。独(ひと)り手下(てした)の裨将(ひしやう) 李英男(りえいなん)李雲龍(りうんりやう)といへる等(ともがら)を引具(ひきぐ)し。纔(わづか)に四 艘(さう)の船(ふね)に取乗(とりのり)昆陽海口(こんやうかいこう)に至(いた)り陸(くが)に 登(のぼ)りて。倭軍(わぐん)を避(さけ)んとしたりける。元均(けんきん)が兵(へい)万余人(まんよにん)有(あり)けれども大将(たいしやう)の心(こゝろ)すでに 如此(かくのごとく)臆病神(おくひやうがみ)の付(つい)たるを見(み)るより。大(おほい)に潰(ついえ)たり。英男(ゑいなん)は元均(げんきん)に向(むか)つて諌(いさ)めて云(いふ)。尊(そん) 公(こう)まことに君命(くんめい)を受(うけ)水軍(すゐぐん)の節度(せつと)となりし身(み)として。軍(ぐん)をすて陸(くが)に登(のぼ)りて落行(おちゆか)ん とき。朝廷(てうてい)罪(つみ)を吟味(きんみ)して公(こう)を罪(つみ)せんとする時(とき)は。何(なに)を以(もつ)てか自(みづか)ら云(いひ)わけをなし給はん 同(おな)じくは全羅道(てるらたう)に請(こひ)もとめ人兵(じんへい)を合(あは)せて戦(たゝか)ひ給はゝ。国家(こくか)のためなるべし其上(そのうへ)にて 戦(たゝか)ひ破(やぶ)るゝ時(とき)は是非(せひ)もなし。逃(のが)れ走(はし)るとも何(なん)ぞ遅(おそ)きことかあらんと云(いひ)けれは