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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 54

ページ: 54

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計(はか)らず。四時(しじ)の碧潭(へきたん)藍(あゑ)に染(そ)みなす是(これ)ぞ名高(なたか)き鴨緑江(あうりよくこう)の要処(やうしよ)なり。 平壌(へいしやく)よりは西北(せいぼく)なれば。唐土(とうと)遼東(れうとう)の地(ち)を経(へ)來(きた)る。路道(ろたう)屈竟(くつきやう)の堅(かた)めたるゆへ に。唐土(とうと)中国(ちうごく)と高麗(かうらい)の境(さかひ)と定(さだ)め。常(つね)に大舮(おほぶね)を浮(うか)べ旅客(りよかく)の往來(わうらい)を迎(むか)へ。馬(うま)を 渡(わた)し人(ひと)を渡(わた)す。大津口(たいしんこう)とは聞(きこ)えけり。    日本(につほん)より三韓(さんかん)を攻(せむ)る初(はじ)めの事(こと) 爰(こゝ)に本朝人皇(ほんてうにんわう)十四 代(たい)。仲哀天皇(ちうあひてんわう)と申 奉(たてまつ)るは。第(だい)十三 代(たい)の君王(くんわう)景行天皇(けいこうてんわう)の 王子(わうじ)。日本武王子(やまとたけのわうじ)の第(たい)二の御子(おんこ)にて渡(わた)らせ給ふ。御母(おんはゝ)は両道入姫(ふたみちひめ)の命(みこと)と申す。 垂仁天皇(すゐにんてんわう)の皇女(くわうぢよ)なり。そも〳〵我(わが)日本(につほん)の大祖(たいそ)神武天皇(じんむてんわう)より。以来(このかた)継体(けいたい)の御(おん) 事(こと)たるや。各々(おの〳〵)其代(そのよ)の儘(まゝ)にして全(まつた)く父(ちゝ)は子(こ)に譲(ゆづ)り給ひて。爰(こゝ)に十二 代(だい)の天(あまつ) 祚(ひつき)を累(かさ)ねさせ給ふ処(ところ)に。景行(けいかう)の儲君(もふけのきみ)日本武尊(やまとたけのみこと)の。東夷(とうい)を制伐(せいばつ)し給ひ