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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 190-191 - ページ 65

ページ: 65

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大臣(たいしん)の弟(おとゝ)甘美内(あまみうち)の宿祢(すくね)大臣(たいじん)を讒(ざん)し。武内(たけうち)筑紫(つくし)にして三韓(さんかん)を相語(あひかたら)ひ謀(む) 叛(ほん)せんと巧(たく)めりと云(い)ふにより。天皇(てんわう)怒(いか)つて武(たけ)の内(うち)大臣(だいじん)を誅殺(ちゆうはつ)あるべき討手(うつて)の 兵(へい)をつかはさるゝにより。壱岐(いき)の直(あたい)真根子(まねこ)と云(いふ)もの武(たけ)の内(うち)の命(めい)に替(かは)りて死(しゝ)たり ける。其内(そのうち)に武内(たけうち)の臣(おみ)はひそかに京洛(けいらく)にかへり至(いた)りて科(とが)なき由(よし)を申すに。天皇(てんわう) これを叡聞(えいぶん)あつて武内(たけうち)と甘美内(あまみうち)と神前(しんぜん)にて湯(ゆ)を探(さぐ)らせその真偽(しんぎ)を正(たゞ)さ るゝに。武内(たけうち)の臣(しん)過(とが)なきにきわまれば甘美内(あまみうち)が讒言(さんげん)はあらはれたり。今(いま)の世(よ)に 真偽(しんき)を神(かみ)に正(たゞ)さんとて。湯(ゆ)を探(さぐ)り鉄火(てつくわ)を握(にぎ)れる因縁(いんえん)は。これが始(はじ)めと承(うけ給は)る此(この) 時(とき)また。百済国(ひやくさいこく)より貢献(こうけん)をすゝめざるを討伐(とうばつ)あるべき撃手(うつて)として。紀(き)の角(つの) 宿祢(すくね)に命(めい)じて其怠(そのおこた)りを正(たゞ)さるゝに。其国人(そのくにびと)大(おほい)に畏(おそ)れ其王(そのわう)辰斯(しんき)といへるを殺(ころ) し。さてその罪(つみ)を悔(く)ひかなしむが故(ゆゑ)により。其王(そのわう)の兄(あに)抌流王(しんりうわう)と云(いへ)るが子(こ)。阿花(あくわ)と