翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

洗湯手引草 - 翻刻

洗湯手引草 - ページ 3

ページ: 3

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もおさんどのも御坊(おぼう)さんも吾儘子(だゞつこ)も 産(うまれ)たまゝの客(すがた)にて憎(おし)ひ欲(ほ)しいも西(にし) の海(うみ)へさらり無欲(むよく)のかたち也 欲(よく)垢(あか) と梵脳(ぼんのう)とあらい清(きよ)めて浄湯(おかゆ)を 浴(あび)れば旦那様(たんなさま)も権助(ごんすけ)も孰(どれ)がどれやら 同(おな)じ裸身(はだかみ)仏(ほとけ)きらいの老人(としより)茂(も)風呂(ふろ)へ 這(はい)れば吾(われ)しらず念仏(ねんぶつ)題目(だいもく)申もあり 向(むかふ)不見(みず)の侠客(いさみきゃく)も裸(はたか)になれば前(まへ)を おさへて己(おのれ)から恥(はぢ)をしり猛(たけ)き武士(ものゝふ)の あたまから湯(ゆ)を掛(かけ)られても人 込(ごみ)じゃ と堪忍(かんにん)を守(まも)り柘榴口(ざくろくち)をくゝる時(とき) は御免(ごめん)なさひと屈(くゞ)るのは是(これ)洗湯(せんとう)