翻刻
は何時(なんどき)にても早仕舞(はやじまい)也 五倫(ごりん)五体(ごたい)は
天地(てんち)よ李(り)の預(あづか)りもの大切(たいせつ)之 品(しな)御 持参(じさん)
之 節(せつ)は見世先(みせさき)万事(ばんじ)に心(こゝろ)を付(つ) ̄ケ喧嘩(けんくは)
口論(こうろん)喜怒哀楽(きどあいらく)の高声(たかごい)御無用(ごむよふ)この
文言(もんごん)を得(とく)と守(まも)り可申候 呼鳴(アヽ)序文(じよぶん)〳〵と
湯を汲(くむ)よふに日々の催促(さいそく)いなみがたく
【左丁】
且(かつは)学者(ものしり)の見(み)る者(もの)もあらざればおこがま
しくも筆(ふで)を採(と)りてくだらぬ事を如此(かくのごとし)
右之通御承知之上御 入湯(にうとう)家業(かきやう)可被成候
以上 《割書:当時風来山人》
嘉永四辛亥年五月 向晦亭等琳
しるす