翻刻
しを/時至(ときいた)連るや今津た/桜(さくら)/木(き)尓ち里
ばめる丹及んでは/再食(ふたゝびめし)は/白(志ろ)く/鯰(なまず)盤
ほそきの/佳境(かきやう)丹いた禮るなら舞
と志かいふ/而巳(のみ)
明和巳丑初秋 風 羅 書
凡 例
一/此書(このしよ)は/當流(とう里う)乃/献立(こんだて)を志るして一々の/製作(せいさく)は
/有来(ありきたり)たる/書(しよ)にゆづ里/爰(こゝ)丹/載(のせ)ず
一/巻中(くはんちう)に/限(かぎ)連る/珍味(ちんみ)は/作者(さくしや)の/工夫(くふう)なれば古出
丹かゝわらず/仍(よつ)て/製(こしらへ)やうを/巻末(くはんまつ)尓/挙(あげ)て仕
方/口傳(くでん)と/名目(みやうもく)春
一/先板(せんはん)は上下二冊尓し亭/頓(とみ)丹/見(み)出しがたき
ゆえ尓今/便用(べんやう)乃/早(はや)きことを思ひて五/巻(くはん)
となす