翻刻
山吹を掛る也
但し山吹豆ふは露気を能く
去へし 定家豆ふは豆ふ
を長くとり角を切四方を焼
て小口切にする也又平家豆
ふと云は仕立右に同しく是は
油にて揚小口切にする也 豆ふ
飯も仕立山吹豆ふに同し但し
飯の時は豆ふに酒を入ず塩斗
にてゆてる也飯の出来上りたる
時ませる也又豆ふに紅花を用
す白きもよし又蓮の葉に
此豆ふをつゝみ匂のうつる迄蒸
て用 すべて飯は何によらす水
かけんの時茶わんに一はい酒を入
て甚よし
羽二重豆ふ
是は常の色紙豆ふ也其豆ふ
を入置たる器をふた共に打返し
置は水とれてきめ甚よし