翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

漂客談寄 - 翻刻

漂客談寄 - ページ 13

ページ: 13

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【右丁】  て扠々風流なるわひ住居哉と打笑是迄之  暮し方ヲ傳蔵に相尋さきに五右衛門ニ申候  通り申述明日湊口江参るへしとて銀弐枚出し  呉立出候翌日五右衛門湊口江参り候処「フイチセル」早  速出迎其躰ニ而者帰るべからす是なりとも着  て参れとて罷残之衣類初メ色々の物を貰  ひ一荷に擔ひ帰り可申旨兄弟諸共大ニ悦ひ則  「ハナノ」湊江参り寅右衛門ニ對面いたし帰朝之約速  いたし心易き人に暇乞いいたし互ニ涙ヲ催し相 【左丁】  別れかの「リヨーチ」よりは色々餞別ヲ貰ひ受  上舩仕候「フイチセル」ゟ「キヤンフンコーシ」江兄弟の事相  相頼相別申候寅右衛門義は「フイチセル」存慮を以  別舩江相頼上舩いたし候處俄に心変り仕今  少し此所に居止度由且舩中ニ腹悪き  人有之趣にて亦上陸いたし候此舟ハ去ル国江  乗付ケ乱坊したる由後に承り申候無程  「キヤンフンカーコシ」出帆仕り日の直下諸嶋邊より  初番之鯨漁し翌年三月頃八丈嶋近辺江