翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

漂客談寄 - 翻刻

漂客談寄 - ページ 15

ページ: 15

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【右丁】  鯨舟に乗り「ウワホー」湊ニ着帆兄弟また上  陸可仕中ニ小舩ニて尋来り久振りニ而對面仕  此度の事抔噺申候無程「デべス」出帆ニ付直ニ  相別れ申候扨亦彼「リヨチイ」江委細之儀申述  亦々其世話を以「ハナロノ」湊より五里斗り隔り  候「ウリ〳〵」と申所江参り兄弟百姓日雇仕  罷在候処戌年九月「ハナロノ」湊ゟ万次郎  傳言ヲ以呼に参り候ニ付早速罷在候処帰朝  之志有之趣ニ而寅右衛門ニも申通し四人相集 【左丁】  示談仕り候處万次郎事ハ亜米利幹ニ而地理  測量之法ヲ相習鯨舩ニ而萬国ヲ舩海致  いたし候趣ニ而帰国便舟乃之儀安キ事ニ候間安  心いたし置度約諾仕候 一初万次郎「ハナロノ」湊ニ而傳蔵等四人ニ別「フイチセル」  に従ひ南へ乗出し「キンシメクル」と申嶋江乗  付漁事仕候弓ヲ舩中賈入申候此邊ヲ裸嶋  と申候此嶋山ニ而平地ニ帆程之よふニ見候者ハ皆  椰子(ヤス)之木ニ而嶋人其実ヲ常食ニ仕候赤道辺邊之