翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

漂客談寄 - 翻刻

漂客談寄 - ページ 17

ページ: 17

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【右丁】  乗り「ナハケイトー」之内「エミキ」と申嶋に着帆  仕候此嶋廻り二十里斗三拾七八度位ニ當り申候  入江之湊有之人物者亜細亜ニ異り不申  家ハ多茅葺ニ而衣類彼是莫咭利(イキリス)風ニ而  御座候「イキリスより奉行ヲ置有之候此所ニ  三拾日斗滞留薪水を調べ辰巳江乗出し  南亜米利幹火地之岬ヲ廻り戌亥より  翌年卯四月頃北亜米利幹「マヤセツーツ」  国「スーベツホウ」と申湊ニ着帆仕候此所「フイナセル 【左丁】  古郷ニ候今度之留守中妻病死いたし  其儘住居いたしかたく兄弟對面之為  「ヌヨヲカ」といふ都へ罷在と申て私ヲ舩  大工「アシン」と申人之娘「チエン」といふ女之  師匠《割書:女ニ而測量手跡之|師匠なり》に入門いたさせくれ相頼置  罷出候爰ニ而横文字之遣様相習申候  事凡四十日斗其中ニ「フイチセル」後妻ヲ娶り  連帰り候湊口ゟ五里斗隔り候「シカント子ツキ」と申  處ニ而田畑買求メ引移候間付添参り開發 【注】以下、「莫咭利」とあるは「英咭利」の誤記