翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

漂客談寄 - 翻刻

漂客談寄 - ページ 22

ページ: 22

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【右丁】  の湊江着帆仕此處「イスハンヤ」支配ニ而風俗 伊(イ)  斯波尓耶(スハニヤ)之通ニ御座候随分繁花之地と  相見へ申候八日斗滞留薪水を取入開帆六  月頃「北アメリカ」之内「サンフランセシコ」と申所ニ着  此所入海之大湊ニ而高山も有之爰にて一  同申合蒸氣舩ヲ借り申候其往来の貸銀  銭五拾枚一夜ニ入海を百五拾里斗遡り「セクリ  マント」と處ニ着く是ゟ上陸馬を借諸道具  を山ニ登る事百里斗道中旅籠賃甚しく 【左丁】  高江豚肉葱等を食するのみニ候得共一夜之泊  賃銀日本の壱両程ニ相成候銀を遣し申候山  上ニ大川三ツ有之南川中川と御座候北門ニ而金  銀吹分たる様ニ相成御座候此山至而高事  頂ニ者常に雪有之候得共硫黄の性の山ニ而  むかし湧きかへり候趣夫故金ヲ堀し処者甚た  暖氣ニ御座候万國人寄合之所故博奕甚  た盛りニ御座候大ニ打勝候ものハ懐鉄砲ニて  打殺され候事も有之候由此山中ニ而虎を見