翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

漂客談寄 - 翻刻

漂客談寄 - ページ 25

ページ: 25

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【右丁】  頼舟中江書状を以申入呉候処舩中ゟ役人江返書ニ  此善助と申もの国許役人ゟ被申付送帰し候得  共外ニ善助連の者は国許ニ罷在只今又日本  人乗組せ候儀難叶との事故善助も気毒  かり空敷相別れ申候善助は流ニ帰朝仕紀州さま  御抱ニ相成候趣右寅吉より承り申候扨三人上陸  間もなく又北亜米利幹「メアン」申所之舟主  「フイツモアハ」と申人之入津仕り此度貿易  として清国江渡海之趣ニ付万次郎早速罷 【左丁】  越便舟を頼入候処承引いたし候ニ付万次郎  「アメリカ」より持参之金子を以小舩壱艘買  入日本へ近邊江参り候ハヽ此舩ニ而漕寄可申  筈ニ仕り手道具積入三人上舩無程出帆  酉之方江乗出し翌年亥ノ正月琉球沖三  里斗りニ到着則彼小舩ヲ下し三人とも  乗移り地方へ漕寄申候大坂湊ニ而見申候  輿地圖ニ而案内之事ニ候是より直ニ乗付候  心得ニ御座候初万次郎「ウワホー」出帆之節