翻刻
【右丁上】
▲丸丹(くわんたん)/効(こう)を争(あらそふ)
かくてお梅がはらの
うちはぢわう【八味地黄丸】とはん
ごんたん【反魂丹】のくすりずく
めになりけるがこと
はざにいふごとく
両ゆうならび
たゝずと
ぢわうは
はんごんたん
をおいしり
ぞけおのれ
ひとりがてがらに
せんとはかりまた
はんごんたんはちわう
をしりぞけおのれが
こうのうをあらわ
さんとたがいにこれ
より中あしく
なる
【右丁右下】
〽ぢわうのかほもさんど
やら もふりやうけんがならねへわへ
【右丁中央下】
〽なんぼじた
ばたしたと
てもみつざい
なあま口で
しやくやつかへか
てにのるもの
かおよばぬ事
だかなはぬこ
とだはなどゝ
はんごんたん
まつかにな
つてりきむ【注】
やつさ
【注 カスレ部分は磐田市立中央図書館所蔵本を参照 https://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100185289/viewer/11】
【左丁右上】
▲返魂丹(はんこんたん)/積(しやく)を砕(くだく)
ぢわうはいつたい
うちのよはりをおぎ
のふくすりなれば
お梅がしやくは中〳〵
ぢわうの手にのら
ず はんこんたんは
しやくをくだくのう【効能】
あればそここゝと
たづねあるきある
とき水おち【みぞおち】
の橋づめにて
しやくにでつ
くわせさん〴〵
にちやう
ちやくする
【左丁左上】
〽こうつかめへたが
さいごおてらさま
がしやしけ【?】のころもを
かりて命こひをしても
ゆるしゃアしなへかくごゥ
しやあがれ
【左丁右下】
しやくはたゝ
グウ〳〵と
のたをうつ
てくる
【左丁左下】
〽おのれよくむなさき
つゝばたかつてしよく
もつのおうらいをとめ
たなはんごんたんのて
なみをみろふた〴〵しい