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▲薬毒(やくとく)
くすりにやくどく
とてあまりくすりを
もちいすごすとそ
のくすりかへつてどく
となることありこの
やくとく【薬毒】はばかにつ
けるくすりなどに
よくあるやつなり
これはひとまはりで
なをすの二たまはり
でねをきる【(病の)根を切る】のといふ
はやなをし【早治し】のりやう
じちかひ【療治違い】からおこる
このばかにつけるくすり
をもちゆるせう【証】はなが
しもと【流し元】のみづがへつて
こめびつがはらをくだ
しかまのしたの火が
たかぶりしんせう【身上】の
ぐわいがちがつた
ひんのやまい【貧の病】にくる
しみはやなほし【早治し】
のぢさんきん【持参金】をも
ちゆればいつたんは
こうのふ【功能】がみへる
よふなれど
【左丁右上】
そのやくとくが
のこつてじさん金
をはなにつけて
ていしゆをしり
にしきいでおさ
だまりのとをり
すりこ木すり
はちのたてと
なるこれやく
どくのなす
わざなり
【右丁中段】
〽コレあんまりてへへゑをいわつ
しやるなきよねんまでは
ひものゝあたまをこ
なにくだいてしるの
みのだしにいれた
しんせう【身上】がおれさ
まのおかけでたい
のみそづけもまい
にちもとたれる【?】も
すさまじい くや
しかァ出して
みたが
いゝや
ろうの
むけん
のかね【注壱】で
つかざアさりぜう【去り状。三行半】
はよこされめい
とほうもねへ
三太郎【注弐】じやあ
ねへか
【注壱 無間の鐘。この鐘をつくと現世で金持ちになるが、来世で無間地獄に落ちるという。 注弐 江戸時代、丁稚・小僧の通称から転じて、愚鈍な者をいう擬人名】
【左丁右下】
〽マア〳〵しづ
かになさい
ませ
【左丁左上】
〽うぬ口に
たなちんが
でぬといつて
とんだ事を
ぬかしやあがる
そのしたを
ひつこぬいて
むやづけの
かんばん【?】に
するぞよ
【左丁左下】
〽これはどふした
ものしづかにいつても
わかることじゃ ぐわ
いぶん【外聞】といふことを
しらしやらぬか