翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

御前菓子図式 - 翻刻

御前菓子図式 - ページ 11

ページ: 11

翻刻

程(ほど)の板(いた)にて篗(わく)を作(つく)り其内へ厚紙(あつかみ)を箱(はこ) にして敷(しき)右の玉子を流(なが)し右の火にかけ 上(うへ)に渋紙(しぶかみ)のふたしてしばらく置(をき)候得ば 右鍋の内へあたゝかみ入候時 火蓋(ひぶた)にかるく 火を仕尤 真中(まんなか)をさ【すヵ】けぐるりに火置火 ぶたいたし焼(やき)候右の火まはり候へは段々かす ていら浮上(うきあが)り尤 色付(いろつき)候時竹をほそく割(わり) 所々(ところ〴〵)へさし込(こみ)かげん見申候とくと焼通(やけとをり)候へば 右の竹にねばりけなく成候時 鍋(なべ)共に一さま しさまし勝手程(かつてほど)に切り候右火かげん上下(うへした) 共にゆるやかにして宜(よろしく)候 凡(をよそ)二時斗(ふたときばかり)に出来(てき)候 何程(なにほど)ニ(に)而も右の割合(わりあい)なり  (二)味噌(みそ)松風 粳米(うるごめ)の粉壱升に餅米(もちごめ)の粉四合白沙糖 《割書:三百目》ふるひ入 山椒(さんせう)の粉《割書:弐拾目》 味噌(みそ)のたまり