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御前菓子図式 - 翻刻

御前菓子図式 - ページ 13

ページ: 13

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 (四)吉野饅頭(よしのまんぢう) 《割書:葛(くず)まんぢう共云》 葛(くず)の粉(こ)粉におろし《割書:壱升》 餅(もち)の粉《割書:五合》 右随分にへたる湯(ゆ)にてやはらかにこね餡(あん)包(つゝみ) 蒸(むし)候へばふうわりとやはらかにむさり候時 黒(くろ) 胡麻(ごま)を煎(いり)薬研(やげん)にておろし水嚢(すいのう)にて ふるひ白沙糖 等分(とうぶん)に合せ右まんぢう蒸 たてにかけ客(きやく)へ出し申候尤 葛(くず)は保田(ほだ)の上葛 をつかふなり《割書:右あん至極の|仕様 奥(おく)にしるす》少々にても右の 割合(わりあい)にてする但し数(かず)十(とを)に壱合五勺にて 宜(よろ)しきなり  (五)水蟾饅頭(すいせんまんぢう) 葛粉におろし《割書:壱升》に水《割書:壱升弐合》沙糖 蜜(みつ)《割書:壱升五合》入れ右の内三 分(ぶ)一のこし残(のこ)る二 分(ぶ) 鍋に入れゆるやかなる火にかけ煉(ねり)かたまり候時