翻刻
候へはふき上(あか)る也其時/須臾(しばらく)さまし金杓子(かなしやくし)
を水にぬらし菓子(くわし)椀(わん)に装(よそひ)出す尤/寒気(かんき)
の節(せつ)茶菓子(ちやくわし)に宜(よろ)し
(十六)羊羹(やうかん)
上(かみ)の通に拵(こしらへ)葛(くず)《割書:三匁》引うどん粉《割書:五匁》引
水八合にして 其外右に同断しかし
つめたく成までさまして宜し
(十七)撮羊羹(つまみやうかん)
《割書:■■ようかん》
【撮羊羹の絵】
餡(あん)《割書:百目》にうどんの粉《割書:拾匁》蕨(わらび)の粉《割書:拾匁》
粉にして合右三色ねり合/蒸(むし)候へば
上すだちたる様になる時/挽鉢(ひきばち)にてこね合せ
よくさまして布(ぬの)に包(つゝ)み形(なり)を作るなり《割書:あんの拵やう|おくにあり》
(十八)冬(ふゆ)の梅(むめ)