翻刻
【冬の梅の絵】
粳(うる)の粉《割書:七合》餅(もち)の粉《割書:三合》こね能(よく)むし
臼(うす)にてつき皮うすくしてあんをつゝみ
山のいもを紙(かみ)につゝみ焼皮(やきかわ)を去り金水嚢(かなすいのう)にて
漉(こし)上(うへ)の衣(きぬ)にかけるなり形(なり)は丸(まる)にして《割書:○色白ですい|のうにてこしたる|いもかけ候へは雪|のふりしきることし》
(十九)求肥(ぎうひ)飴(あめ)
葛(くず)の粉《割書:百目》蕨(わらび)の粉《割書:五拾匁》餅米(もちごめ)の粉《割書:五合》
白沙糖《割書:七百目》煎(せん)じ此水《割書:壱升》入れ内五合は
右沙糖の煎(せん)じ水残り五合は葛(くず)わらびを
ときいづれも水嚢(すいのう)にて漉(こし)炭火(すみび)よき加減(かげん)
にいたし煉(ねり)中程(なかほど)にて溜糖(しるあめ)《割書:四百五拾目》入れ初(はじめ)
より煉上(ねりあぐ)るまで手を引事ならず火かげん
第(だい)一なり過不及(くわふぎう)なき様に中(ちう)を得(う)べし
扨よき程にねりつまりたる時/箱(はこ)にうとん
粉敷/流(なが)して二日/斗(はかり)さまし置て切る