翻刻
(二十)麻地飴(あさぢあめ)
右/求肥(ぎうひ)を沾布巾(ぬれぶきん)にて粉気(こけ)のなき様に
ふき胡麻(ごま)を炒(いり)て付る
(廿一)南京飴(なんきんあめ)
右同断にして青(あを)の大豆(まめ)の粉付るなり
いつれも外に子細(しさい)なし
(廿二)餡(あん)至極(しごく)拵方(こしらへやう)
美濃(みの)小豆(あつき)【豆の振り仮名の右に▲あり】を煮て擂盤(すりばち)にてすり随分(ずいぶん)
こまかなる篩(ふるひ)にて濾(こし)少し淪(ゐ)させ置/木綿(もめん)
の布(ぬの)へ少づゝ入れかたくしぼり餡(あん)のしぼり
粉《割書:百目》に白沙糖《割書:百目》水《割書:五拾匁》何程にても
右の割(わり)を以/煎(せん)ず 右沙糖/垢(あか)の去(さ)り様は
よき山のいも皮(かわ)を去(さ)り少し斗(ばかり)沙糖へおろし