翻刻
入れよく掻合(かきあは)せ水を入れ煎(せん)しにへたちてしばし
やすませ候へは沙糖あか不残堅まりて上に
浮(うき)其時/網杓子(あみじやくし)にてすくひ去(さ)り候へはすみ
やかになる布(ぬの)にて漉(こし)右の砂糖を煎(せん)じ
つめ塩(しほ)を合せ右の漉粉(こしこ)を入れ又よき堅(かた)さに
煉詰(ねりつめ)て鉢(はち)に入置入用につかふ是あんの
極(ごく)こしらへなり
(廿三)沙糖蜜(さたうみつ)拵(こしらへ)
大白(たいはく)沙糖《割書:壱貫目》山のいも皮(かわ)去(さ)り《割書:弐百目》
おろし沙糖によくまぜ合せ水《割書:四百五拾匁》右
の水を段々(だん〳〵)少し宛入れ沙糖を和(とき)煎(せん)じにへ
たちて火引きしばしやすませ候へは垢(あか)の分かた
まりて上に浮(うく)なり其時/金(かね)の網杓子(あみしやくし)にて
すくひ取りて又一/焼(たき)いたし候へは不残(のこらず)垢(あか)上(うへ)へ