翻刻
浮(うく)所を取(とり)つくし布漉(ぬのこし)にして壺(つぼ)に貯(たくはへ)
置(をき)つかふ氷沙糖(こほりざたう)同断にて宜し
(廿四)寒晒粉(かんざらしのこ)製方(しやう)
米/炊(かし)て二日に一度/宛(づゝ)水/替(かへ)七日/漬(つけ)置/石(いし)
臼(うす)にて挽糟(ひきかす)を漉去(こしさ)り又/桶(おけ)へ入れ二日/斗(ばかり)淪(ゐ)
させ水を去り麹(かうじ)ぶたに紙を敷/上(あげ)て干(ほし)かため
置く幾年(いくとし)置ても虫(むし)づる事なし但/粳(うる)
米/餅米(もちこめ)共 に同事なり
(廿五)大徳寺(だいとくじ)きんとん
上衣(うへのきぬ)白あん拵様(こしらへやう) 白/小角(さゝげ)豆二ツ三ツ
に挽割(ひきわり)一/夜(よ)水に漬(つけ)一ト炊(かし)して水に入れ候へは
皮(かわ)不残(のこらず)上(うへ)に浮(うき)候水/流(なが)し候へはつれ立て
共に皮去(かわさる)なり右のさゝげ焼(たき)前(まえ)にしるし
候通/漉粉(こしこ)にして大白(たいはく)沙糖の蜜(みつ)を以/餡(あん)に