翻刻
こしらへ粳(うる)の粉《割書:五合》餅(もち)の粉《割書:五合》 右白
沙糖の蜜(みつ)にてこねよく蒸(むし)てこなし
つぶの大さ程にしてあんを包(つゝ)み丸(まる)くして
上(うへ)に右の白餡(しろあん)にてまるめ候てよし
(廿六)月羹(げつかん)
【月羹の絵】《割書:イモ》
前(まへ)にしるし候/餡(あん)一/棹(さを)に《割書:百五拾匁》に
饂飩粉(うどんのこ)《割書:弐拾五匁》蕨粉(わらびのこ)細(こまか)にして《割書:拾匁》
右あんにこね合せてよく蒸(むし)てさまし長(なが)
いもを蒸(むし)て皮(かは)去(さ)り大細(ふとぼそ)なき様に丸(まる)くして
羊羹(やうかん)を四角(しかく)に延(のば)し右のいもを中(なか)へ巻込(まきこみ)
切りて蛇目(じやのめ)のごとくに作る
(廿七)小倉野(をぐらの)
《割書:形(なり)丸く上につぶ|あづき一めんに|つくる》
【小倉野の絵】
餅(もち)の粉(こ)《割書:壱升》白沙糖(しろざたう)《割書:六百目》右前に
しるし候通り水一升程入れ垢(あか)をとり