翻刻
少し茶(ちや)にて色付け申候
一右/牛蒡(ごばう)仕様/随分(ずいぶん)〳〵ふときごばうを
湯煮(ゆに)致し候て丸形(まるなり)にて中(なか)をくり又/煎(せん)じ
沙糖にて煎し候て其ごばうを遣(つかひ)申候
(五)定家(ていか)餅(もち)
【定家餅の絵】
【上部】《割書:キ》 【下部 右から横書き】《割書:シロ》
右玉川の仕様に致し候て上(うへは)黄色(きいろ)中(なかは)
羊羹(やうかん)下(した)白/中(なか)のようかん芋(いも)にて三筋(みすじ)
入る《割書:右やうかんいもの仕やう|玉川に同し》
(六)春霞(はるかすみ)
【春霞の絵】
【上部】《割書:キ》 【中部 右から横書き】《割書:モロコシ》 【下部 右から横書き】《割書:シロ》
右玉川の仕様に致候て上(うへ)黄色(きいろ)中(なか)
もろこし色下白三/段(だん)なり
一右/唐土色(もろこしいろ)仕様上々/阿波(あは)小豆(あづき)口かけを
択(エリ)水にて洗(あら)ひ鍋(なべ)へ入れ煮上(にへあが)り候はゝ其まゝ
水/打(うち)又/煮(にへ)上り候はゝ其湯(ゆ)を取よくさまし