翻刻
右玉手箱の仕様に致候て五色(ごしき)に染(そめ)色々
の貝(かい)の形(なり)に致候青は挽茶(ひきちや)黄は梔子(くちなし)赤は
紅(べに)桃色(もゝいろ)は紅(べに)薄(うす)く白は其/儘(まゝ)【侭は略字】
(十)花蕨(はなわらひ)
右/二見浦(ふたみのうら)の仕様に致候て茶色(ちやいろ)に紅(べに)
をよせ細(ほそく)延し二寸程に切りわらびの様に
いたし候
(十一)桜玉(さくらだま)
右/蕨(わらび)に同し様に致候て白を二ツにわけ
候て一/方(はう)を丸く延(のば)し紅(べに)に筋(すじ)を入れ候て幾(いく)
筋(すじ)も折曲(おりわげ)筋(すじ)十二三程/出来(でき)候はゝ又一方を
包(つゝ)み細(ほそ)く延(のば)し三味線(さみせん)の絃(いと)にてよき程に切り申候
(十二)伊達曲(だてわげ)