翻刻
【右丁】
吉(よし)。榧実(かやのみ)を剉(きざ)みふり出(いだ)し用(もち)ひ吉
[七]菌(くさびら)《割書:きのこ|の事》魚毒(ぎよどく) ̄ニあたるに吉【上部欄外に▲】
桜実(さくらのみ)陰干(かげぼし)にして。粉(こ)にしてさゆ
にて用(もちゆ)。木(き)の皮(かは)をせんじ用(もちゆる)又 吉(よし)
[八]諸毒解(しよどくけし)【上部欄外に▲】
山梔子(さんしし) 萵苣(ちしや) 右 等分(とうぶん)に
合(あわせ)て酒(さけ)又はさゆにて用(もち)ひ。又 藍(あいの)
葉(は)くろやきにして加(くは)へて用吉。
[又]硫黄(ゆわう)すり粉(こ)にして。ゆにて
もちひよし
[又]蒼鷺(あをさぎ)くろやきにして。湯(ゆ)
【左丁】
にてもちひてよし
[又]葛根(くずのね)せんし用ひてよし
[九]水蛭(ひる)を呑(のみ)たる ̄ニ泥(どろ)を用(もちひ)て吉【上部欄外に▲】
[又]蓼(たで)汁をのみてよし。又は
馬歯莧(すべりひゆ)もみ汁(しる)をのみてよし
[又]野猪油(ゐのしゝのあぶら)。塩(しほ)すこし入。温(あたゝ)め
醋(す)にてもちゆ
[又]海鼠(なまこ)を服(ふく)し吉(よし)。或(あるひ)は串鼠(くしこ)を
粉(こ)にして。湯水(ゆみづ)にて用ひよし
[十]酒毒(しゆどく)には。葛花(くずのはな)かげぼし。【上部欄外に▲】
粉(こ)にしてゆにて用ひて吉