翻刻
【右丁】
[又]瓠苗花(ゆふがほのはな)かげ干(ぼし)。粉(こ)にして用吉
[又]茄子花(なすびのはな)陰(かげ)ぼし粉(こ)にして用吉
[十一]生肉(なまにく)食(しよく)して毒(どく)に中(あたり)たる【上部欄外に▲】
には。土(つち)を三 尺(じやく)ほり。其下(そのした)の土(つち)を
取(とり)煎(せん)じて澄(すま)し。上水(うわみづ)を飲(のみ)てよし。
[十二]蟹(かに)の毒(どく)にあたるに。紫蘇(しそ)【上部欄外に▲】
又《振り仮名: 冬瓜|とうぐは|【左ルビ:かもうり】》をせんじもちひよし
[十三]蛇咬(へびくい)の薬(くすり)【上部欄外に▲】
露草(つゆくさ)《割書:はながら|の事也》花(はな)も葉(は)も。ひとつ
にもみ。さしたる口(くち)にすりつくる
[又]牛(うし)のひたい《割書:水草也》
【左丁】
瓠苗(ゆふがほ)の蔓(つる)《割書:うらのやはらか|なる所をもちゆ》
二 色(いろ)酒(さけ)にてすりのべ。酒(さけ)にて
酔(ゑふ)ほど度々(たび〳〵)のみてよし
[又]瓠苗(ゆふがほ)の切口(きりくち)にてさし口(くち)を
するべし
[又]のゑん《割書:あはたち草(ぐさ)ともいふ》
もみてさし口(くち)をするべし
[又]蚯蚓(きういん)の首(かしら)に。白節(しらふし)ある所(ところ)。五
六 分(ぶ)切(きり)。すりたゞらかし。さし口
につけ吉
[又]枇杷核(びはさね)《割書:但(たゞし)一ッ核(さね)吉》せんじ用(もちゆ)