翻刻
【右丁】
又さし口をあらひよし
[又]藜(あかざ)をもみすりぬりて吉。
又たばこの葉(は)付(つけ)てよし
[又]紫花地丁(こまひきぐさ)茎根(くきね)共(とも)に研(すり)たゞ
らかし付(つく)る。煎(せん)じ服(ふく)しても吉
[又]青鵐(あをしとゝ)黒(くろ)やき粉(こ)にして付(つけ)て吉
[又]黒大豆葉(くろまめのは)。塩(しほ)少(すこし)加(くは)へて付て吉
[又]胡椒粉(こせうのこ)醋(す)にてとき付て吉
[又]蝦蟇(ひきがへる)黒(くろ)やき。瓠苗(ゆふがほ)の葉(は)の汁(しる)か。
又はごまの油(あふら)にてとき付て吉
[又]石灰(いしばい)。水にたて。さい〳〵洗(あら)ひ
【左丁】
よし。又は鉄砲薬(てつはうぐすり)さし口にをき
火(ひ)を付たるも吉
[又]《振り仮名:仙人草|ふづくさ|【左ルビ:せんにん】》もみ汁を付てよし
[又]煤塩(すゝしほ)を合(あは)せ付てよし
[又]田柳(ひきおこし) 《割書:又キバセンイ草とも云》
右すりたゞらかし付てよし
[又]石見川(いしみかは)《割書:さはふた|とも云》もみて付て吉
[十四]蜈蚣咬薬(むかでくいのくすり)【欄外上部に▲】
鶏卵(にはとりのたまご)つぶし。さい〳〵付て吉。
屎(くそ)を水(みづ)にてとき付るもよし
[又]桑根汁(くはのねのしる)に塩(しほ)を入(いれ)付てよし