翻刻
【右丁】
[又]《振り仮名:蚯蚓|きういん|【左ルビ:みゝず】》土気(つちけ)をよくとり味(み)
噌汁(そしる)にて煮(に)て。汁(しる)ばかり二
夜(や)もちひてよし
[又]鼈甲(べつかう)《割書:川(かは)がめの|こう吉》醋(す)に浸(ひたし)て干(ほし)。
粉(こ)にして付吉。又 田螺(たにし)黒焼(くろやき)
粉(こ)にして。ごまの油(あぶら)にて付て吉
[又]古草履(ふるざうり)。火(ひ)にてあたゝめ。
いたむ所(ところ)にあて。痛(いたみ)やむなり
[廿三]痔(ぢ)のくすり【上部欄外に▲】
蜆(しゞみ)のせんし汁にて洗てよし
[又]五倍子(こくふし)。粉(こ)にして付るよし
【左丁】
[又]小鷺(こさぎ)くろやき粉(こ)にして湯(ゆ)
にて用ゆ。下血(げけつ)にもよし
[又]藍花(あゐばな)陰干(かげぼし)にして煎(せん)じ洗(あら)ふ
[又]鼹鼠(うぐろもち)黒(くろ)やき粉(こ)にして付吉
[又]川萵苣(かはぢしや)揉(もみ)しぼり。汁(しる)を付て吉。
或(あるひは)黒焼(くろやき)にして。胡麻油(ごまのあぶら)にて用て吉
[又]無花果(いちぢく)。葉(は)をせんじ洗(あらひ)て吉
[又]川亀(かはかめ)みそ汁(しる)にて煮(に)服(ふく)し吉
[又]蝸牛(くはぎう) 《割書:まい〳〵つふろの事なり》
くろやきにし。粉(こ)にして付吉
[又]鯖頭(さばのかしら)くろやきにして付て吉