翻刻
【右丁】
[卅二]小便閉薬(せうべんへいのくすり)【上部欄外に▲】
菅(すげ)をせんじ腰湯(こしゆ)をしてよし
[又]田(た)にし肉(にく)をすり。ほそに
はりて。せうべん通(つう)じてよし
[又]沈香(ぢんかう)《割書:四匁》 甘草(かんざう)《割書:二匁》 煎(せんじ)用(もちひ)て吉
[又]枇杷葉(びはのは)をせんじ用ひてよし
[又]文蛤貝(はまぐりがい)よくされたるを粉(こ)
にして《振り仮名:陰茎|いんきやう|【左ルビ:へのこ】》の口(くち)に入(いれ)てよし。
女には紙(かみ)につけはりてよし
[又]鱵魚(さより)《割書:俗にさいれんと云》
目(め)をとり。ほして置(をき)せんじ用
【左丁】
[卅三]大小便閉(だいせうべんへいの)薬【上部欄外に▲】
明礬(みやうばん)の粉(こ)のりにて丸(ぐはん)じ。臍(ほそ)の
中(うち)に入。かみにてふたをして置(をき)吉
[又]滑(くはつせき)の粉のりにて臍(ほそ)の下(した)
一寸にはり吉
[卅四]小便頻数(せうべんひんさく)《割書:せうべんしげく|する事なり》【上部欄外に▲】
鼬(いたち)くろやき粉(こ)にし。さゆにて用
[卅五]大便閉(だいへんへいの)薬【上部欄外に▲】
青苦葉(あをきば)黒焼(くろやき)《割書:三匁》 葛粉(くずのこ)《割書:一匁》
粉(こ)にしてさけにて用
[又]牽牛子(けんごし) 大黄(だいわう) 桃仁(とうにん)