翻刻
【右丁】
[卅八]諸淋(しよりんの)薬【上部欄外に▲】
多賀良草(たからさう)の根(ね)あらひせんじ用
[又] 鮒(ふな)腸(わた)共(ともに)黒焼(くろやき)粉(こ)にして酒(さけ)にて用
[又]《振り仮名:乱髪|らんはつ|【左ルビ:かみのけ】》黒焼(くろやき)粉(こ)にして。毎日(まいにち)二
三 度(ど)つゝ酒(さけ)にて用《割書:男子(ナンシ)には女ノ乱髪|女子(ニヨシ)には男子ノ乱髪》
[又] 荷葉(はすのは)黒焼(くろやき)粉(こ)にして酒(さけ)にて用。
又 白玉(しらたま)椿花(つはきのはな)かげぼしせんじ用
[又] 象牙粉(ざうげのこ)うすぢや半服(はんぶく)程(ほど)
ゆにて用ひてよし
[又]鹿茸(ろくじやう)《割書:しかのふくろづのなり》
五 分許(ぶばかり)。みそしるにてせんじ用
【左丁】
[又]滑石(くはつせき) 巴豆(はづ) 粉(こ)にして合せ
臍(ほそ)にはりてよし
[卅九]疔薬(ちやうのくすり) 枯礬(こはん)《割書:みやうばんの|やきかへし》【上部欄外に▲】
桃仁(とうにん)《割書:もゝのさねの|内にあるみなり》右 等分(とうぶん)粉(こ)に
して。乳(ち)にてとき付よし
[又 ]熊胆(くまのゐ) 水にてとき。烏(からす)の
羽(は)にて。さい〳〵ひくべし
[又] 木瓜(ぼけ)黒焼(くろやき)にして胡麻油(ごまのあぶら)にて
とき付吉。又につしゆの大妙薬(だいめうやく)也
[四十]癰疽薬(ようそのくすり) 青苦葉(あをきば)粉(こ)に【上部欄外に▲】
して飯(めし)のとりゆにてときつけ。