翻刻
【右丁】
あをきの葉(は)を。ふたにして吉
[又]鮒魚(ふな)古綿(ふるわた)よくあらひ。等(とう)
分(ぶん)粉(こ)にして。水にてとき付て吉
[又]大黄(だいわう)をあつ湯(ゆ)にてふり出(いだ)
して。かすをさり。さい〳〵引(ひき)て吉
[又]糸瓜(へちま)のくろやきを。白湯(さゆ)に
て。一日に三 度(ど)もちゆ
[四十一]諸腫物(もろ〳〵しゆもつの)薬 芝切(しばきり)の葉根(はね)共(とも)【上部欄外に▲】
に陰干(かげぼし)粉(こ)にして。水にてとき付吉
[又]百合(ゆり)生(なま)にてすりたゞらかし。
塩(しほ)すこし入。いたむ所(ところ)に付
【左丁】
[又]葉紫花(はむらさき) 油(あぶら)を取(とり)て引(ひき)て吉
[又]河原(かはら)ひさけの実(み)。陰干(かげぼし)煎(せんじ)用(もちゆ)
[又]犬山枡実(いぬさんせうのみ)。あをき時(とき)すり
たゞらかし付。又 葉(は)をかげぼし
にして。粉(こ)にして酢(す)にてとき。
引(ひき)てよし。ちらし薬(ぐすり)なり
[又]鮒魚(ふな)薯蕷(やまのいも)等分(とうぶん)すりたゞ
らかし腫物(しゆもつ)にはりて吉。はり
やうは腫物(しゆもつ)のかしらの所(ところ)を残(のこし)
てはり付る也。薬(くすり)の上(うへ)へ。杉原(すぎはら)
紙(がみ)を引(ひき)さき。ふたにする也