翻刻
【右丁】
ところに付てよし
[又]真竹筍皮(まだけのこのかは)。黒焼(くろやき)粉(こ)にして
毎日(まいにち)一匁づゝ酢(す)をあたゝめ湯(ゆ)にて
用(もち)ゆ。又は茭(まこも)のせんじ汁(しる)にて用
[又]毛蓼(けたで) 薏苡仁(よくいにん) 葉茎(はくき)ともに
二/色(いろ)等分(とうぶん)合(あは)せせんじもちゆ
[又]木綿(きわた)核(さね)せんじて用よし
[又]烏(からす)黒焼(くろやき) 芥子(けし)《割書:百目》
粉(こ)にし。酢(す)にてときいたむによし
[六十]胸虫(むねむしの)葉 牛蒡(ごばう)の葉(は)すり【欄外上部に▲】
とろまして塩(しほ)少(すこし)入。ゆにて用
【左丁】
[又]《振り仮名:藜蘆|りろ|【左ルビ:おもとのね】》 粉(こ)にし糊(のり)にて丸(ぐわん)じ丹(たん)
を衣にして毎日(まいにち)一/粒(りう)さゆにて用
[又]薏苡仁(よくいにん) 粉(こ)にして。毎日(まいにち)少(すこし)
づゝ酢(す)にてもちゆ
[又]硫黄(ゆわう)粉(こ)にして丸(ぐはん)じ。味噌(みそ)を
衣(ころも)にかけ。毎日さゆにて用
[又]上野砥(かうづけのと) 茶(ちゃ) 等分(とうぶん)合(あはせ)。毎日
一匁づゝ。しほゆにてもちゆ
[又]松緑(まつのみどり) 三四月にとり陰干(かげぼし)に
してきざみ。古酒(こしゆ)盃(さかづき)に二はい入。
一盃(いつはい)にせんじ用。又/生松葉(なままつば)も吉