翻刻
【右丁】
[又]耳(みゝ)のあかとりふきこみ吉
[又]薏苡仁(よくいにん)の粉(こ)ふき入よし
食(めし)にしてもよし
[六十七]歯(は)くさのくすり【欄外上部に▲】
尾長蛆(おながうじ)黒焼(くろやき)に枯礬(こはん)《割書:みやうばんの|やきかへし也》
すこし加(くは)へ。粉(こ)にして付よし
[六十八]歯(は)痛(いたみ)はぐきたゞれの薬【欄外上部に▲】
蓮葉(はすのは)黒焼(くろやき) 国木皮(くのぎかは)黒焼(くろやき)
等分(とうぶん)合(あは)せ粉(こ)にして付よし
[又]古茄子漬(ふるなすびづけ)黒焼(くろやき)明礬(みやうばん)等分(とうぶん)
合せ。粉(こ)にしてすりぬる
【左丁】
[六十九]歯(は)動(ゆるぎ)いたむに吉【欄外上部に▲】
𬂼(いほた)【注】をせんじ毎日(まいにち)ふくみよし
[七十]歯(は)痛(いたむ)薬 藜(あかざ) 昆布(こんぶ)二色(ふたいろ)【欄外上部に▲】
くろやき等分(とうぶん)合(あは)せ。粉(こ)にして付吉
[又]松葉(まつば)手一束(ていつそく) 柚木皮(ゆすのきかは)上皮(うはかは)を
とり。うすく剉(きざみ)。茶(ちや)三 服(ぶく)程(ほど)。水(みづ)一
盃半(はいはん)入。一盃(いつはい)に煎(せんじ)。滓(かす)を去(さり)ふくみ吉
[又]茘枝(れいし)くろやき粉(こ)にしてぬる
[又]車前草(しやぜんさう)酒(さけ)にて煎(せん)じふくみ吉
[七十一]虫歯(むしは)の薬【欄外上部に▲】
焼酎(せうちう)にて口(くち)をすゝぎ又ふくみ吉
【注 「𬂼」不明】