翻刻
【右丁】
[七十二]気(き)をつめ歯(は)動(うご)き痛(いたむ)には【欄外上部に▲】
南天(なんてん)の葉(は)をふくみてよし
[七十三]小児(せうに)舌胎(ぜつたい)《割書:わらんべしたにでき物し|したしろくなるをいふ》【欄外上部に▲】
天南星(てんなんじやう)粉(こ)にしてのりにて押合(おしあはせ)。
あしのひらにはりてよし
[又]尾長蛆(おながうぢ)陰干(かげぼし)粉(こ)にし。糊(のり)にて
足(あし)のひらにはりてよし
[七十四]口中(こうちう)たゞれに吉【欄外上部に▲】
黄柏(わうはく) 甘草(かんざう) 等分(とうぶん)粉(こ)にして
蜜(みつ)にてときふくみよし
[七十五]頭痛(づつう) 海白菜(わかめ)せんじ【欄外上部に▲】
【左丁】
かみをあらひよし
[七十六]眩暈(けんうん) 《割書:めまひの事》【欄外上部に▲】
山梔子(さんしし)くろやきにして酒(さけ)にて用
[七十七]翻胃薬(ほんゐのくすり) 《割書:食(しよく)をはくやまひ也》【欄外上部に▲】
南京(なんきん)そめ付皿(つけさら)粉(こ)にして薄茶(うすちや)
一服(いつふく)ばかり塩湯(しおゆ)にて用ひてよし
[七十八]乾嘔薬(からゑづきのくすり) 桜木皮(さくらのかは)黒焼(くろやき)【欄外上部に▲】
粉(こ)にしてさゆにて用ひてよし
[又]陳皮(ちんひ)檳榔子(びんらうじ)等分(とうぶん)粉(こ)にして
すこしづゝせんじ用ひてもよし
[七十九]吐酸(とさん) 《割書:すい水をはく病》【欄外上部に▲】